特別講演会

特別講演会Seminar

A会場

  • 参加無料
  • 事前登録制(9月19日(金)除く)
  • 東京ビッグサイト東4ホール(INCHEM TOKYO 2025会場内)
  • 定員250名(予定)

参加方法:完全事前登録制
(INCHEM TOKYO 2025展示会の「来場事前登録」が必要です。当日は時間に余裕を持ってご来場ください)
※都合により、講演の中止、または、会場・テーマ・登壇者・時間が変更になる場合がございます。

(敬称略)

9月17日(水)
基調講演
10:20

11:10
大久保 達也
(東京大学 GX戦略推進センター センター長、大学院工学系研究科 教授) 大学とサステナビリティ
大久保 達也
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東京大学は2025年までにカーボンニュートラルを達成することを2021年に宣言した。排出源の解析から、社会全体のGXなしに、大学単独での達成は不可能であることもわかった。本講演ではGXにおける大学の果たすべき役割と、東大の実践について紹介したい。

11:40

12:30
遠藤 明
(産業技術総合研究所 材料・化学領域長) 未定
13:00

13:50
阿尻 雅文
(東北大学 材料科学高等研究所 教授) カーボンニュートラル社会における化学産業・化学工学
阿尻 雅文
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化学産業は、カーボンニュートラル原料への資源変換が求められている。新たなサプライチェーンとして廃棄物産業や森林・バイオマス産業との連動・融合は必然であるし、そこに新たな化学プロセスも求められる。このような新社会・産業構造・新技術群を短期間で創成していくには、産・官・学の一体化が必須であり、そこに近未来の化学工学の姿も見えてくる。

14:20

15:10
上田 博
(住友化学 元副社長) イノベーションを成功させる化学工学技術者のミッション
~死の谷で仕事をする~
上田 博
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「魔の川」を渡って発見/発明された「新規高機能化学品」が、事業化され収益を上げるためには、さらに「死の谷」と「ダーウィンの海」を越えなければならない。事業競争力強化のため、製品の高機能化、品質管理の高度化、商品化サイクルの高速化などのハードルアップが不可避の状況のなか、「死の谷」を乗り越えるために、化学工学技術者の優れた能力が従来にも増して求められている。

15:40

16:30
福本 拓也
(経済産業省 大臣官房審議官(GXグループ担当)) 我が国のGX政策の動向
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20 兆円規模の先行投資支援とカーボンプライシング導入を一体的に行う「成長志向型カーボンプライシング構想」や世界の脱炭素化の状況や政策動向等、GXを巡る最新の状況と政府が推進するGX政策をご紹介する。

9月18日(木)
AI・情報
10:20

11:10
金子 弘昌
(明治大学 理工学部 教授) データサイエンスが拓く化学工学の未来:
物質・材料の設計からプラント運転まで
金子 弘昌
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データ化学工学研究室では、様々な高機能材料のデータを用いてモデル化し、そのモデルにもとづいて未知の分子・材料を設計している。本講演では化学工学におけるデータサイエンスとしてこれらの内容を紹介する。

11:40

12:30
真岡 朋光
(レゾナック・ホールディングス 取締役 常務執行役員 CSO/CRO) 機能性化学メーカー レゾナックの成長戦略
真岡 朋光
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生成AIを実現する半導体のパッケージング技術に注目が集まる。レゾナックは、最先端の技術開発を加速するため、国内外の材料・基板・装置メーカーとの共創を推進。本講演ではその活動や海外戦略を紹介する。

13:00

13:40
平野 未来
(シナモンAI 代表取締役社長 CEO) AIエージェントとRAGを活用した超高速DX
平野 未来
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本セミナーでは注目が高まっているAIエージェントや生成AIによる最新のワークフローを解説いたします。
また、企業が保有するデータの8割を占めると言われる活用が困難な非構造ドキュメントを活用可能にする「RAG技術」による業務効率化のほか、全社DXのポイントなどを具体事例やAIの最新動向とともに紹介します。

14:00

14:40
瀬川 晶子
(Matlantis(旧 Preferred Computational Chemistry)) AIシミュレーターで原子レベルの「見える」「分かる」を世界へ。Matlantisの挑戦
瀬川 晶子
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AIシミュレーター「Matlantis」が材料・プロセス開発における設計や最適化にどのように貢献しうるか、現状と展望をお話します。また、日本発のディープテックスタートアップとして、グローバル展開でぶつかった壁や、そこから得た気づきについてもご紹介します。

15:00

15:40
高原 渉
(日立製作所 社会ビジネスユニット 公共基盤ソリューション本部 デジタルソリューション推進部/奈良先端科学技術大学院大学) モノづくりにおけるAI・データサイエンスの実践活用に向けて
高原 渉
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モノづくり現場でのAI・データサイエンス実践活用について、著書「マテリアルズ・インフォマティクス 実践ハンドブック」を取り上げ、材料開発をはじめとした製造業全般における考え方や方法論を解説する。

16:00

16:40
向田 志保
(MISTEM合同会社/信州大学/東北大学/大阪大学、(三井化学)) 生成AI・AIエージェントを活用したものづくりDXの行方
〜化学の現場から考える〜
向田 志保
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生成AI・AIエージェントを活用したものづくりDXの最新動向について、化学業界の現場事例を交えながら、今後の可能性と課題を考察する。

9月19日(金)
化学工学会 CCUS/CN委員会企画
10:05

10:10
化学工学会
CCUS/CN委員会企画 趣旨説明
CCUS検討委員会シンポジウム ~近づく社会実装、プロセス設計の役割~
10:10

10:50
則永 行庸
(名古屋大学 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター長 教授) 冷熱を利用する大気中二酸化炭素
直接回収技術Cryo-DAC実証に向けた取り組み
則永 行庸
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LNGなどの未利用冷熱を活用し、大気中からCO2を低エネルギーで回収するCryo-DAC®の開発を産学官連携で推進している。本講演では、DACの位置づけ、理想と現実、Cryo-DAC®ベンチプラント試験、ならびに大阪・関西万博での実証試験を含む開発の最前線について紹介する。

10:50

11:30
常岡 秀雄
(ENEOS 中央技術研究所 合成燃料・プロセスグループ) カーボンニュートラル社会実現に向けたENEOSにおける合成燃料技術開発
~合成燃料1BDプラント実証のご紹介~
常岡 秀雄
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ENEOSは高効率な合成燃料製造プロセスの確立と合成燃料の早期社会実装によるカーボンニュートラル社会への貢献を目指している。2024年度に中央技術研究所に建設完了、稼働を開始した1日1バレル(1BD)生産が可能な実証プラントによる取り組みについて紹介する。

11:30

12:10
紫垣 伸行
(JFEスチール スチール研究所カーボンニュートラルプロセス研究部 グループリーダー) 製鉄所排出CO2を用いたCCUSプロセス高効率化のための技術開発
紫垣 伸行
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CCUS社会実装には経済性の高いプロセスの確立が求められる。本講演では、CO2濃度が高く、COやH2を含む高炉ガスの特性を利用した、圧力スイング吸着法による低コストCO2分離、および、CO2を用いた高効率メタノール合成のためのH2O膜分離型反応器の開発について紹介する。

地域連携CN推進委員会シンポジウム 2050年 カーボンニュートラルへの道
13:00

13:30
辻 佳子
(東京大学 教授・化学工学会 地域連携カーボンニュートラル推進委員会 委員長) カーボンインディペンデンス(炭素自立)ビジョン:
CO2排出削減が困難な産業の循環経済への変革 ver.3
13:30

15:00
奥谷 岳人
(王子ホールディングス 執行役員 CIO イノベーション推進本部長) 製紙産業の国際競争力強化に向けた取り組み
小堺 規行
(住友大阪セメント(株) 常務執行役員 サステナビリティ推進部) セメント業界からみるカーボンニュートラルへの道筋
村上 英樹
(東京科学大学 物質理工学院 特任教授) 鉄鋼業界からみるカーボンニュートラルへの道筋
15:00

16:00
パネルディスカッション
司会:未定
講演者による産業間連携に関する総合討論

B会場

  • 参加無料
  • 事前登録制
  • 東京ビッグサイト東6ホール(INCHEM TOKYO 2025会場内)
  • 定員250名(予定)

参加方法:完全事前登録制
(INCHEM TOKYO 2025展示会の「来場事前登録」が必要です。当日は時間に余裕を持ってご来場ください)
※都合により、講演の中止、または、会場・テーマ・登壇者・時間が変更になる場合がございます。

(敬称略)

9月17日(水)
バイオ/宇宙
10:20

11:10
近藤 昭彦
(バッカス・バイオイノベーション社長/神戸大学 教授) 先端バイオファウンドリによるバイオものづくり実現の加速
近藤 昭彦
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先端的なバイオ技術とAI・IT技術、ロボット技術や革新的なプロセス工学技術を融合して誕生したプラットフォームがバイオファウンドリである。本講演では、我々が開発を進める先端バイオファウンドリ技術と、それを用いたバイオものづくり実現の取り組みを報告する。

11:40

12:30
神田 宗和
(千代田化工建設 フロンティアビジネス本部 フェロー ) バイオ医薬分野におけるデジタルソリューション活用による製品・プロセス開発
神田 宗和
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バイオ医薬分野におけるプロセス開発では、デジタルソリューション(DX/AI)を活用することにより研究から製造までをシームレスに繋ぐことが可能となる。本発表では、培養プロセス開発を中心にDX/AI活用による効率化の可能性について紹介する。

13:00

13:50
堀内 貴之
(ちとせ研究所 取締役CTO) 組換えタンパク医薬品製造のためのCHO細胞の構築・培養プロセスの構築
堀内 貴之
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当社は、CHO-MK細胞を用いた組換えタンパク医薬品の発現細胞バンクの受託開発を行っています。医薬品の工業生産に資する発現細胞・培養プロセスがいかにして構築されるのか、実際のデータと共に技術プラットフォームの詳細に迫ります。

14:20

15:10
佐々木 宏
(宇宙航空研究開発機構 前理事) 宇宙開発の現状と宇宙製造の可能性
佐々木 宏
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現在、宇宙開発は国際的にも国内的にも活発化し、宇宙機関はもとより、民間企業も主体的に開発する時代になり、さらに宇宙製造など今までなかった分野に取り組むようにもなっています。このような宇宙開発の現状をご紹介します。

15:40

16:30
宮下 俊一
(日揮グローバル Engineering DX推進室長) スペース・トランスフォーメーション(SX)に向けた総合エンジニアリング企業の取り組み
宮下 俊一
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デジタル・トランスフォーメーション(DX)の次の注力課題にスペース・トランスフォーメーション(SX)を位置づけ、人類の月面への活動領域拡大の挑戦をリードする総合エンジニアリング企業の取り組みを紹介する。

9月18日(木)
サステナビリティ
10:20

11:10
植村 文香
(日揮ホールディングス サステナビリティ協創ユニット SAF事業チーム) 廃食用油を原料としたSAF製造事業における国内資源循環の機運醸成に関する取り組み
植村 文香
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航空分野でのCO2排出量削減のためには、従来の燃料に比べてCO2削減効果のあるSAFが不可欠である。本発表では、国内で初めてとなる廃食用油を原料とした国産SAF量産事業および原料調達機運醸成の取り組みについて紹介する。

11:40

12:30
当麻 正明
(住友化学 技術・研究企画部スペシャリスト) 化学製品のカーボンフットプリント算定ツールCFP-TOMO®の開発と普及
当麻 正明
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化学製品の製造はモノの流れが複雑で副生物の種類が多いことから、CFPの算定が難しい。住友化学はその算定を効率的に行えるツールを自社開発し、他社に無償で提供している。その紹介とともに、関連する最新の話題を提供する。

13:00

13:50
所 千晴
(早稲田大学 創造理工学部長 教授) サーキュラーエコノミー実現に向けた分離・解体技術の新展開
所 千晴
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サーキュラーエコノミーの実現には、製品や部材を構成要素ごとに高精度で分離・解体する技術が不可欠です。本講演では、電気パルスやマイクロウエーブなど、次世代の分離技術とそれらを想定した易解体設計への取り組みについて紹介します。

14:20

15:10
松永 有理
(三井化学 グリーンケミカル事業推進室 ビジネス・ディベロップメントグループリーダー) 三井化学が進める「世界を素から変えていく」リジェネラティブな取り組み
松永 有理
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プラスチックは私たちの日常のいたるところで活躍している素材ですが、地球温暖化やごみ問題を背景に脱プラが叫ばれています。三井化学グループでは、「素材の素材までかんがえる」をキーワードに、脱プラならぬ「改プラ」を目指してバイオマス化・リサイクル(マテリアル・ケミカル)の取り組みを進めています。バリューチェーンが連携しながら進めていく社会変革ですので、みなさまとのコラボレーションの機会になりましたら幸いです。

15:40

16:30
三牧 純一郎
(イノベーション・環境局 GXグループ 資源循環経済課長) 成長志向型の資源自律経済の確立に向けた取組について
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近年では、廃棄物問題や気候変動問題に加え、世界的な資源需要と地政学的なリスクの高まりといった資源制約の観点から、サーキュラーエコノミーへの移行が喫緊の課題となっている。本講演では、我が国における資源循環経済政策の最新動向についてお伝えする。

9月19日(金)
水素/エネルギー
10:20

11:10
古山 通久
(信州大学 アクア・リジェネレーション機構 教授/
ヴェルヌクリスタル(株) 取締役/(株) X-Scientia 代表取締役 日本のカーボンニュートラルの姿と水素の社会実装に向けた課題
古山 通久
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水素・アンモニアの分野で世界を牽引してきた日本は,中国の猛追を受け,事業のみならず技術においても後塵を拝しつつある。2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて,現状を整理し,社会実装を実現していくための戦略を考えるきっかけを提示する。

11:40

12:30
岡田 佳巳
(千代田化工建設 フロンティアビジネス本部 フェロー) 総合的な水素サプライチェーンの実現に向けた取り組み
-LOHC-MCH法水素エネルギーキャリアと関連技術開発-
岡田 佳巳
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LOHC-MCH法では、火力発電や国家備蓄向けなどに大規模に製造した比較的に安価なMCHを、水素ステーションや燃料電池の中小規模需要に共用する総合的なサプライチェーンの構築が可能である。本講演では、最新の取組みと大幅なコストダウンに向けた技術開発シナリオについて紹介する。

13:00

13:50
Dr. Florian Ausfelder
(ドイツ化学工学会) Challenges of implementing industrial Hydrogen technologies
– Lessons learned from Germany’s sandbox projects
Florian Ausfelder
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The German federal ministry of economics and climate funded a series of hydrogen projects aimed at proving the technology in industrial environments. Up to now, 10 projects on various positions along the hydrogen value chain received funding of a total earmarked of 250 Mio. €. These projects are monitored and supported by the Trans4ReaL project to ensure exchange and shared learning from the projects and to analyse the specific challenges faced by the projects. Learnings and experiences from these projects as well as policy recommendations will be presented.

14:20

15:10
川井 英司
(千代田化工建設 事業創造部事業デザインセクション セクションリーダー) P2Xサプライチェーンの統合最適化ソリューション、そして社会実装へ
川井 英司
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Power-to-X技術は再生可能エネルギーを利用し水素やSAFを生成する技術です。再エネの変動が課題ですが、設備容量を最適化する統合モデルで安定運用を実現し、持続可能なエネルギー普及を促進します。

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